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インボイス制度に準拠した請求書・領収書発行に完全対応
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エコな文房具

エコな文房具

我々一般市民レベルでは、大規模な環境対策はできませんが、できることは、なるべく無駄な消費をしない、ものを最後まで使い切る、ということだと思います。その観点で、いくつかの文房具をご紹介させていただきます。

オフィスジャパン コクヨ KOKUYO ハリナックス 針なしホッチキス ステープラー
オフィスジャパン キングジム KING JIM エコバッグ PATTAN パッタン
オフィスジャパン サンスター文具 エコロン ECORON
オフィスジャパン PILOT パイロット パイロット 磁気メモボード ジッキースーパーライト
オフィスジャパン おりがみ工場 折り紙工場
オフィスジャパン 花色鉛筆




オフィスジャパンスタッフによるワンポイントトピック



近年、地球環境は目まぐるしく変化しており、無視できない状況になっています。台風や異常な大雨、猛暑、海外に目を向ければ、干ばつ等、過去にはなかったレベルで影響が出始めています。

最近注目されているプラスチックゴミについてお話ししたいと思います。

海洋を漂うマイクロプラスチックは、様々な影響が出ており、鼻にストローを挿した亀、胃の中が細かいプラスチックでいっぱいになった鳥など、衝撃的な事例が多数報告されています。

マイクロプラスチックとは、海に放出されて、波の力や紫外線に寄って、細かく5ミリ程度まで小さくなったものを挿します。有害物質が付着しやすく、それを飲み込んだ魚等を人間が食べることによる影響が懸念されています。

また、オーストリアの研究チームの研究によると、日本や欧州等の人の便を調査したところ、全員からマイクロプラスチックが見つかったそうです。食べる魚等の食料品に混じっているということです。

世界中で、プラスチックの消費を減らそうと、リサイクルしていこうという動きが活発になっています。

スターバックス サステナブルな未来につながるFSC認証紙ストローでの提供を開始

コカコーラ 2030年までに ペットボトル50%をリサイクル素材に

マクドナルド 2025年までに容器や包装をリサイクル素材などにする

また、三菱ケミカルは、生分解性のプラスチックに変わる新素材を開発中で、生分解性とは、自然界で、微生物により水と二酸化炭素になって戻っていくというものです。非常にプラスチックに変わる新素材として注目されています。

日本ではレジ袋の有料化が始まりました。

政府によってすべての店舗に義務化されることによって、少しでも減っていけばいいなと思っています。
個人的には、スーパーで買い物をするときは、レジ袋は勝手に入れてくれるので、たいてい頂いてしまってたんですが、ちょっとした惣菜を買うのなら、そのまま手に乗せて持って帰るか、自転車のカゴにそのまま入りますし、ちょっと重たいものを買いに行くときは、バッグを持参します。エコバッグも、おしゃれなものがたくさん出ているからといって、たくさん持っていたら、意味が無くなってしまいますので、ずっと同じものを使っています。また、個人的には、惣菜等はたいてい、プラスチック容器に入れた状態で小分けにして一人単位にして販売されていますが、たかだか1食のためにプラスチックが消費されるのももったいないと思います。できるだけ家から容器を持参して、必要な分だけ量り売りしてもらえるといいなと思っています。

日本・ノルウェー・アメリカのプラスチック リサイクル率

日本 84% アメリカ 30%以下 ノルウェー97%

日本では、捨てられたプラスチック製品というのは、処理業者に送られて、その後は、大きく3つの行き先がありました。まず一つ目は、国内でのリサイクルです。とかして再び製品に作り変える方法と、燃料にする方法の2つがあります。2つめは、焼却や埋め立てをして処分する方法です。

3つめは、中国への輸出だったんです。長らく、中国は、経済発展途上だったので、ずっと他国から廃プラスチックを輸入していました。これは日本からだけではなく、アメリカやヨーロッパからも大量に輸入していました。実はその量は、年間150万トンだったのですが、これが中国が2018年始めから、輸入を全面禁止しました。これは、中国国内の環境汚染が深刻化したことと、経済発展により自国内のプラスチック製造量が増したためです。

ちなみに、日本では、日頃から、市民レベルでけっこう面倒くさいほどの分別をやっています。可燃ゴミ、燃ないゴミ、ペットボトルや容器を洗ってリサイクルゴミに回したり、などなど、あって、リサイクル率84%と世界的に見ても高水準です。ちなみにアメリカは30%以下です。

ただ、リサイクル率は高いのですが、リサイクルしたもののほとんどが、焼却する形で熱エネルギーとして利用する、サーマルリサイクルというもので、再利用して製品を作るというマテリアルリサイクルではありません。ですので、再利用製品を作っているという観点から見れば30%くらいになるそうです。あまりいい状況じゃないのかもしれませんね。

先ほど言いました、アメリカは30%以下等、世界にはリサイクル率が低い国がたくさんありますが、その中で、とてもいいモデルになると思われるのが、北欧のノルウェーです。

ノルウェーでは、デポジット制度というものを導入しており、リサイクル率は97%と、超高水準です。 これは、ペットボトル製品等にあらかじめ数十円販売価格に上乗せしておき、製品を回収する際に返金する制度です。
ノルウェーのデポジット制度を支えているのは、国民の間で共有されている理念のようなものがあって、「プラスチック容器は貸し出しているものであり、あなたのものではない」という考え方です。

町中に、回収の設備が設置されていて、ペットボトル等のバーコードを読み込むと、回収率にカウントされる仕組みで、また、買ったお店に持って行っても、返金をしてくれます。

日本でも昔は、瓶を酒屋さんに持っていくと、その分いくらか何十円かお金をもらえるという仕組みがありました。